この短篇集が実は私が一番初めに読んだ山本文緒さんの本だった。
 
つい最近のこと。
 
 
大切なものを失っていく。
喪失と自分探しの物語。

 
本気で喪失感とかで吐き気したり、胸が痛かったりしてたから、切なくて痛いいろんな言葉がすごいきた。
 
 
「裸にネルのシャツ」で
「私」が愛し合っていた、恋人と別れてしまって、何故、永遠に続かなかったのか、気をつけていたつもりだったのに、愛していたのに、でも、失くしてしまった・・・そんな嘆き、つぶやき、諦めに共感したり。
 
 
「不完全自殺マニュアル」
すごく似た発想で死んでやろうかとか思ってたし。
私が死ねば、私を傷つけた人に対する復讐になるような、気がして。
それに生きてるほうがしんどい、っていうのもあったし。
でも、最後に「私」が自分も人の気持ちがわかってなかったんだ・・・って泣く。
 
 
 
かなしい、だけじゃないのかもと少し。
 
 
笑って過ごしているし。
どちらかが嘘とかじゃないみたい。
どちらも自分で、両方必要だからある。
 
私が自然でいられる場所があって良かった。

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